SSブログ

規制委員会人事案、コレでいいのか。

皆様、昨日の金曜日行動お疲れ様でした。私、原子力規制委員会委員長候補の田中俊一氏について、昨日、意見を言いましたが、舌足らずで十分には伝わらなかったと反省しております。そこで、佐賀新聞の声の欄に投稿した文を以下に紹介します。なお、本日は福岡市であります政府の「エネルギー意見聴取会」に参加します。残念ながら意見表明は出来ませんが。インターネット中継もありますので、ご覧になってください。

原子力規制委員会は、現在の原子力安全・保安院および原子力安全委員会といった原子力安全行政を担ってきた機関がうまく機能しなかったことの反省を踏まえ、この二つの組織を一元化して設置される新組織である。その人事案が政府から発表された。委員長候補の田中俊一氏は、前原子力委員長代理である。原子力委員会は、「原子力政策大綱」など原子力政策の最高決定機関で、原発の国策民営の中心的役割を果たしてきた。福島原発事故が起き、甚大な被害を国民と世界に人々に及ぼしたその責任の一端は原子力委員会にある。原子力委員5名はその責任を取って、事故後すぐにでも辞任するべきであった。しかるに、現在も役職を続け、そのあげくに、次に述べる不祥事を起こしている。内閣府の事務局の担当者が、「原子力ムラ」と呼ばれる人々を集めた「秘密会議」に、使用済み核燃料を再利用する核燃サイクルのあり方を検討する小委員会の原案を「極秘資料」と刻印して配布し、会議で出てきた意見をもとに修正して小委員会に提案していた。この「秘密会議」は、23回開かれ、近藤駿介委員長も4回出席していたことが明らかになっている。

田中氏は、日本原子力研究開発機構の副理事長も歴任している。この組織は、核燃料サイクル開発機構と日本原子力研究所を統合して2005年に設立され、年間約2千億円の予算を使っている原発推進、核燃料サイクル推進の研究開発機関である。

規制委員候補の更田豊志氏も、この組織の現役の安全研究センター副センター長である。

規制委設置法は、原子力関連会社や団体の役員らが委員長や委員になることができないと定めている。また、細野大臣は、『原子力ムラからは選ばない』と公言していた。田中氏も更田氏も、その経歴からわかるように、これまで原発を積極的に推進してきた中心人物であり、れっきとした「原子力ムラ」の「村人」である。さらに、田中氏は、原子力損害賠償紛争審査会において、最後まで自主的避難者に対しての賠償方針に反対した。また、「100ミリシーベルトというのは健康に大きな影響がないということ。このあたりをどう今後住民に、折り合いをつけていただくかということが大変大事」と2011年8月23日の第32回原子力委員会で発言している。 

田中氏を規制委員長、更田氏を規制委員にすることは問題であり、国民の同意は得られないと思う。

 松枝正幸 62歳 
 佐賀県杵島郡白石町大字今泉1072−2
 0952−84−5516
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました

Facebook コメント

トラックバック 0