さよなら原発・佐賀連絡所
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/
佐賀県を中心とした脱原発運動諸団体の連絡所です.
yamamoto
2023-10-23T08:12:08+09:00
ja
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県庁横金曜行動は10月20日からさらに30早く17時から
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-10-23
毎週の佐賀県庁横,くすの栄橋での脱原発アピール行動,10月20日(金)から開始時刻をさらに30早め、17時からです.17時0分〜18時0分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
未分類
yamamoto
2023-10-23T08:12:08+09:00
17時0分〜18時0分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
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県庁横金曜行動は9月29日から冬時間
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-09-24
毎週の佐賀県庁横,くすの栄橋での脱原発アピール行動,9月29日(金)から冬時間です.17時30分〜18時30分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.<<コロナとインフルが同時流行しています。感染防止のため、参加者の皆様は出来るだけマスクを着けて頂くようお願いします。>>→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
未分類
yamamoto
2023-09-24T05:27:31+09:00
17時30分〜18時30分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
<<コロナとインフルが同時流行しています。感染防止のため、参加者の皆様は出来るだけマスクを着けて頂くようお願いします。>>
→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
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くすの栄橋での8月11日の金曜アピールは、都合により中止です
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-08-09
くすの栄橋での8月11日の金曜アピールは、都合により中止します。
未分類
yamamoto
2023-08-09T22:06:27+09:00
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くすの栄橋での今日、30日の金曜アピールは、豪雨のため中止です。
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-06-30
くすの栄橋での今日の金曜アピールは、豪雨のため中止です。(6月30日)
未分類
yamamoto
2023-06-30T17:05:06+09:00
(6月30日)
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県庁横金曜行動は6月23日から夏時間
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-06-10
毎週の佐賀県庁横,くすの栄橋での脱原発アピール行動,6月23日から夏時間です.(とっくに夏至を越えますが)18時00分〜19時00分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.<<コロナ「第9波」が立ち上がっているようです.感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着けて頂くようお願いします。>>→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
未分類
yamamoto
2023-06-10T21:10:44+09:00
18時00分〜19時00分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
<<コロナ「第9波」が立ち上がっているようです.感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着けて頂くようお願いします。>>
→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
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3月11日12時からくすの栄橋でアピール
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2023-02-15
福島第一原発事故の始まりとなった、大地震による「全電源喪失」から12年目の3月11日がやって来ます。当日は、佐賀県庁北の「くすの栄橋」で、12時から12時45分まで、脱原発のアピールをします。メガホンを用意しますので、みなさん思い思いにスピーチをお願いします。今も発令中の「原子力緊急事態」。福島原発事故を忘れたかのような、政府の「原発回帰」を許さず、原発廃止へ。→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
未分類
yamamoto
2023-02-15T14:29:46+09:00
今も発令中の「原子力緊急事態」。福島原発事故を忘れたかのような、政府の「原発回帰」を許さず、原発廃止へ。
→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
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佐賀県知事選予定候補への公開質問と回答
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-11-30
佐賀県知事選挙は12月1日公示されます。「脱原発佐賀ネットワーク」ではその予定候補に原発問題についての公開質問を行い、2名から回答を得ました。その内容について11月29日に佐賀県庁で記者会見を行いました。以下、予定候補への質問と回答の全文を公表します。佐賀県知事選挙予定候補者への公開質問と回答(PDF)質問状に添付した「補助資料」(回答についてのコメントはのちに書き込みたいと思います。)
未分類
yamamoto
2022-11-30T15:27:29+09:00
佐賀県知事選挙は12月1日公示されます。
「脱原発佐賀ネットワーク」ではその予定候補に原発問題についての公開質問を行い、2名から回答を得ました。その内容について11月29日に佐賀県庁で記者会見を行いました。
以下、予定候補への質問と回答の全文を公表します。
佐賀県知事選挙予定候補者への公開質問と回答(PDF)
質問状に添付した「補助資料」
(回答についてのコメントはのちに書き込みたいと思います。)
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県庁横金曜行動は9月16日から冬時間
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-09-04
毎週の佐賀県庁横,くすの栄橋での脱原発アピール行動,9月16日から冬時間です.17時30分〜18時30分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.<<感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着け、互いに、また通行人の方とも約2mの間隔(ソーシャル・ディスタンシング)を取って頂くようお願いします。>>→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
未分類
yamamoto
2022-09-04T10:53:22+09:00
17時30分〜18時30分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
<<感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着け、互いに、また通行人の方とも約2mの間隔(ソーシャル・ディスタンシング)を取って頂くようお願いします。>>
→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
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知事との直接面談を申し入れました
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-05-12
3月30日の記者会見で予告しましたように、5月9日、「脱原発佐賀ネットワーク」は、佐賀県に知事との直接面談を申し入れました。当日は佐賀新聞と西日本新聞の取材がありました。(→佐賀新聞の報道)以下に、提出した要請文を公表します。---------------2022年5月9日佐賀県知事 山口祥義様 脱原発佐賀ネットワーク 玄海原発対策住民会議 さよなら原発!佐賀連絡会 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 さようなら原発1000万人アクション 佐賀県原発問題対策協議会 原発を考える鳥栖の会 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団 玄海原発反対!からつ事務所 玄海原発の廃炉問題を考える会 原発と放射能を考える唐津の会 代 表 豊島耕一・野中宏樹 連絡先 豊島耕一 携帯電話(省略) 電子メール(省略)乾式貯蔵施設と原子力避難訓練に関して知事との意見交換の場を求める(要請) 知事におかれましては、コロナ対策をはじめ県政運営にご多忙なことと拝察申し上げます。 さて、本年2月14日の当脱原発佐賀ネットワーク(以下、当会)は、乾式貯蔵施設に関して知事との意見交換の場を持ちたいと申し入れをしました。しかし知事は、理由が曖昧なまま面談を断り、3月18日付けで文書にて回答されました。しかもその6日後の同月24日には九電への事前了解を発表しました。 去る2021年3月11日には短時間ではありましたが当会が知事と面談する機会を得たとき、「時々皆さんのお話を直接聞くことも大事です」と発言されました。しかるに、今般の面会拒否から事前了解発表に至る対応は、「県民の声を聞き置く」だけで真摯に県民と対話する姿勢は見られず、また県民への説明責任も果たされていません。 つきましては、知事の「開かれた県政」の一端を実現するためにも、以下の2項目に関して面談と意見交換の機会を設定していただきますよう、再度お願いします。面談の日程や時間につきましては、当会は柔軟に対応いたします。 記意見交換を希望する事項1.乾式貯蔵施設に関して2.原子力防災訓練に関して
未分類
yamamoto
2022-05-12T14:14:09+09:00
3月30日の記者会見で予告しましたように、5月9日、「脱原発佐賀ネットワーク」は、佐賀県に知事との直接面談を申し入れました。当日は佐賀新聞と西日本新聞の取材がありました。(→佐賀新聞の報道)
以下に、提出した要請文を公表します。
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2022年5月9日
佐賀県知事 山口祥義様
脱原発佐賀ネットワーク
玄海原発対策住民会議
さよなら原発!佐賀連絡会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
さようなら原発1000万人アクション
佐賀県原発問題対策協議会
原発を考える鳥栖の会
原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
玄海原発反対!からつ事務所
玄海原発の廃炉問題を考える会
原発と放射能を考える唐津の会
代 表 豊島耕一・野中宏樹
連絡先 豊島耕一 携帯電話(省略)
電子メール(省略)
乾式貯蔵施設と原子力避難訓練に関して
知事との意見交換の場を求める(要請)
知事におかれましては、コロナ対策をはじめ県政運営にご多忙なことと拝察申し上げます。
さて、本年2月14日の当脱原発佐賀ネットワーク(以下、当会)は、乾式貯蔵施設に関して知事との意見交換の場を持ちたいと申し入れをしました。しかし知事は、理由が曖昧なまま面談を断り、3月18日付けで文書にて回答されました。しかもその6日後の同月24日には九電への事前了解を発表しました。
去る2021年3月11日には短時間ではありましたが当会が知事と面談する機会を得たとき、「時々皆さんのお話を直接聞くことも大事です」と発言されました。しかるに、今般の面会拒否から事前了解発表に至る対応は、「県民の声を聞き置く」だけで真摯に県民と対話する姿勢は見られず、また県民への説明責任も果たされていません。
つきましては、知事の「開かれた県政」の一端を実現するためにも、以下の2項目に関して面談と意見交換の機会を設定していただきますよう、再度お願いします。面談の日程や時間につきましては、当会は柔軟に対応いたします。
記
意見交換を希望する事項
1.乾式貯蔵施設に関して
2.原子力防災訓練に関して
以下、具体的に質問いたします。
1.乾式貯蔵施設に関して
1)先の文書解答(本年3月18日付け県知事回答書)では、2月14日付申し入れ(以下申し入れ)の項目1の「公開の説明・意見聴取 の行事に値しないと考え得る根拠」についての回答がありません。あらためて直接お尋ねしたいと思います。
乾式貯蔵施設で保管した後の使用済み核燃料の搬出先に関しては、六カ所再処理工場の稼働見込みが全く立たない状況が広く知られているにもかかわらず、「国と九電がそれぞれの責務を果たしていくべきと考えており、あわせて、国民に十分な説明を行うべきと考えています。」と回答されているのみで、知事ご自身の責任について全く触れておられません。玄海原発の稼働や乾式貯蔵施設の建設を認めている佐賀県知事として、これで県民への責任を果たしているとお考えなのか、直接お伺いしたいと思います。
2)同じく申し入れの項目2に関しては、結局、知事は判断の詳細や根拠などを公表されることなく「事前了解」をされました。そこで面談にてそれらをお尋ねしたいと思います。
3)申し入れの項目3の「核のゴミ」の最終処分についての回答でも、1と同様に、国の責任について述べられるだけですが、ご自身の責任についてはどうお考えなのでしょうか。核のごみの保管管理は、今後数千世代にわたる問題であり、極めて深刻かつ重大な問題です。
2.原子力防災訓練に関して
令和3年度佐賀県原子力防災訓練は本年2月26日に実施されました。佐賀県、玄海町、唐津市及び伊万里市で極めて小規模に実施されました。これは、新型コロナ感染拡大防止の観点からやむを得ない面もあると拝察しますが、当会のメンバーが当日現地各所を視察して気付いた問題点及び、原子力防災計画(佐賀県地域防災計画・第4編(原子力災害対策))のそもそもの問題点について、以下に示します。
1)2月26日の佐賀県原子力防災訓練に関して
(1)車両の被曝検査装置(ゲート型モニタ)は佐賀県が十数台保有しているとの説明がありましたが、これで実際にUPZ圏内在住の約25万人が利用する数万台に及ぶ避難車両の検査を1週間程度の短時日で実施できるとお考えですか?
(2)多久市総合運動場での車両除染訓練の後、作業に当たった自衛隊員に対して本部会場責任者らが「放射性物質はそれほど危険なものではないが、他の人に付いたり、環境を悪くするといけないので、拭き取ってください」旨、説明されていました。これは、原発事故での放射性物質の危険性を軽視し、原子力防災訓練の必要性をも否定する発言ではないでしょうか。原子力防災訓練に際して担当職員への放射線に関する教育研修はどのようにされていますか?
(3)当日の町内放送やスマホメールで「安定ヨウ素剤が手元にない人は、玄海町役場に取りに来て下さい。」旨知らせがありました。これでは緊急時に余計な移動を強いることになり、町民をいたずらに被曝させる危険性があります。PAZ内の住民は安定ヨウ素剤をいつも携行すること、またはすぐ飲めるような場所に置くことなどの指導を徹底するべきではないですか?
2)原子力防災計画について
(1)原発事故発生時の風向の把握と風向に応じて避難経路を迅速的確に変更するような計画が示されていませんが、これで実際の事故の際に対処できるとお考えでしょうか?
(2)佐賀県内の離島の住民全員の避難が短時間で可能とお考えでしょうか? 簡易シェルターや自宅での屋内避難の場合、何日間の避難を想定して対策を講じていますか?
以上
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県庁横金曜行動は5月6日から夏時間
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-04-23
毎週の佐賀県庁横,くすの栄橋での脱原発アピール行動,5月6日から(連休明け?)夏時間です.18時00分〜19時00分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.<<感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着け、互いに、また通行人の方とも約2mの間隔(ソーシャル・ディスタンシング)を取って頂くようお願いします。>>→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
未分類
yamamoto
2022-04-23T09:28:55+09:00
18時00分〜19時00分.通りがかりの皆様も是非マイクを取ってスピーチをどうぞ.
<<感染防止のため、参加者の皆様はマスクを着け、互いに、また通行人の方とも約2mの間隔(ソーシャル・ディスタンシング)を取って頂くようお願いします。>>
→グーグルマップ →交通機関など →ストリートビュー
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佐賀県知事の直接面談拒否に抗議--乾式貯蔵施設問題
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-03-30
前の記事のように、脱原発佐賀ネットワークは、九電の「乾式貯蔵施設」新設計画への知事の事前了解について、質問に直接面談で答えるよう求めていましたが、曖昧な理由で拒否、それから間をおかず事前了解をしてしまいました。ネットワークは、佐賀県庁で記者会見を開き、これに抗議の意思を表明しました。30日深夜現在、佐賀新聞が報じています。https://www.saga-s.co.jp/articles/-/832880ネットワークとしては、再度知事に面会を求める予定です。メディアに配布した文書をこちらに掲示します。目次1)声明文2)乾式貯蔵施設の問題点3)県とのやりとりの経緯---------1) 声明文「乾式貯蔵施設」の事前了解、知事による密室での決定は認められない − 知事は理由を曖昧にしたまま市民団体との直接対話を拒否 − 脱原発佐賀ネットワーク 代表 豊島耕一・野中宏樹当「脱原発佐賀ネットワーク」では本年2月14日、「乾式貯蔵施設」の問題で山口祥義佐賀県知事に質問状を提出し、直接の面会で回答されるよう要請をしました。質問の内容は、当ネットワーク構成団体の一つである「さよなら原発!佐賀連絡会」が昨年来、この問題に関する文書による質問・要請と回答の2度にわたる往復で煮詰めたものです。しかし知事は、理由を曖昧にしたままこれを拒否しました。しかも文書での形だけの回答からわずか1週間後に、「乾式貯蔵施設」の事前了解を発表しました。当要請は、それまでの文書回答では正面から答えてもらえなかった問いを、直接面会によって知事に答えて頂きたいという趣旨でした。直接の面会を断る理由について、日程、面会時間、それとも意見交換という形式のためかと具体的に理由を尋ねましたが、3月22日の原子力安全対策課からのメールでの回答は以下のようなものでした。
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yamamoto
2022-03-31T00:04:29+09:00
30日深夜現在、佐賀新聞が報じています。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/832880
ネットワークとしては、再度知事に面会を求める予定です。
メディアに配布した文書をこちらに掲示します。
目次
1)声明文
2)乾式貯蔵施設の問題点
3)県とのやりとりの経緯
---------
1) 声明文
「乾式貯蔵施設」の事前了解、知事による密室での決定は認められない
− 知事は理由を曖昧にしたまま市民団体との直接対話を拒否 −
脱原発佐賀ネットワーク 代表 豊島耕一・野中宏樹
当「脱原発佐賀ネットワーク」では本年2月14日、「乾式貯蔵施設」の問題で山口祥義佐賀県知事に質問状を提出し、直接の面会で回答されるよう要請をしました。質問の内容は、当ネットワーク構成団体の一つである「さよなら原発!佐賀連絡会」が昨年来、この問題に関する文書による質問・要請と回答の2度にわたる往復で煮詰めたものです。しかし知事は、理由を曖昧にしたままこれを拒否しました。しかも文書での形だけの回答からわずか1週間後に、「乾式貯蔵施設」の事前了解を発表しました。
当要請は、それまでの文書回答では正面から答えてもらえなかった問いを、直接面会によって知事に答えて頂きたいという趣旨でした。直接の面会を断る理由について、日程、面会時間、それとも意見交換という形式のためかと具体的に理由を尋ねましたが、3月22日の原子力安全対策課からのメールでの回答は以下のようなものでした。『今回の知事との面談の御依頼については、「知事と、3月前半(15日まで)のうちに、3項目に関する意見交換を40分間以上行いたい。この条件が整わなければ面談は行わない。」というものでした。このことについて検討した結果、県としては、今回は面談ではなく文書でお答えすることとします。』
日程や面会時間については当然おたがいに調整の可能性があるにもかかわらず、その提案もなく理由も曖昧にして断ると言うのは不誠実です。今回、面会を要請したところ、原子力安全対策課からは出席予定の10団体それぞれについての「団体概要」という文書の提出を求められ、それに応じる手間を我々に取らせた後での、唐突な面会拒否でした。
1年前に当「ネットワーク」が知事と面会した際、知事は「時々皆さん方のお話を直接聞くということも大事です」と発言されましたが、これを裏切るものと言わざるを得ません。
しかも件の3月18日付けの文書解答は、我々が懸念した通り、全く実質的な解答にはなっていません。まさにこのことを懸念したため直接面会を求めたのです。
私たちの質問状の中でも繰り返し述べているように、この「乾式貯蔵施設」の問題は、搬出先とされる六ヶ所事業所の稼働の見込みが立たない中、数十年、もしかするともっと長期に玄海原発に留め置かれる可能性があり、佐賀県民にとって長期にわたる負担となる恐れがあります。しかも仮に運び出せたとしてもそれで解決ではなく、全国民、のみならず全地球的観点からは、数万年先の世代にまで放射性物質の管理負担を負わせる問題でもあります。
このような重要な問題について、私たちに限らず、県民、市民との開かれた対話の機会がこれまで持たれることはありませんでした。これでは到底「開かれた県政」とは言えないでしょう。あらためて知事には、この問題に限らず、公開の対話を求めて行きます。
2022年3月30日
脱原発佐賀ネットワークは以下の10団体からなります。
玄海原発対策住民会議
さよなら原発!佐賀連絡会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
さようなら原発1000万人アクション
佐賀県原発問題対策協議会
原発を考える鳥栖の会
原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
玄海原発反対!からつ事務所
玄海原発の廃炉問題を考える会
原発と放射能を考える唐津の会
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2)乾式貯蔵施設の問題点
1.施設固有の問題点
(1)使用済み核燃料保管量が著しく増大することに伴う管理上の危険が大きくなること(リラッキング工事により522体が増化し、さらに乾式貯蔵により960体も増加する)。
(2)キャスク自体が、アメリカ製のキャスクと比べて高価であるのに非常に脆弱であること。審査に合格してもキャスク外に放射線が多量に漏れることは防げない(表面から1mの線量は、評価結果最大値86μ㏜/h)。
従って乾式貯蔵施設の作業環境は放射線量が異様に高く、作業員の被ばくが避けられない。自動化等の不備のため、無人操作もままならない。
(3)重大事故対処施設(テロ対策施設)でないこと。少なくとも地中化して安全性を高める必要がある。
2.設置すること自体の問題点
(1)設置の目的
六ヶ所再処理工場の完成の見込みがないため将来にわたって搬出できないので、使用済み核燃料の半永久的な保管場所になってしまうこと。
(2)県の事前了解の問題
県は搬出の見込みがないことを十分知りながら、事前了解したこと。長期保管の問題を検討していない。
(3)六ヶ所再処理工場について
使用済み核燃料をせん断・化学処理してMOX燃料用のプルトニウムを取り出す施設であり、その性質上、環境の放射能汚染は通常の原子炉よりも桁違いである。
1993年に着工し、97年の完工予定が25回延期され、完工は2023年度上期とされている。2020年7月に原子力規制委員会の安全審査に合格したが、次の段階の「設計及び工事に関する認可」で膠着状態となっている。また、高レベル廃液を使ったアクティブ試験を行っているため主要工程が放射能でひどく汚染され、人が近付いて耐震工事をすることができない状況になっている。
「ウラルの核惨事」*と言われるような、廃液の爆発事故で国土が広範に汚染される可能性がある。「高レベル廃液のガラス固化」技術が確立しておらず、経済性もない。
日本はフランスとイギリス、東海村で再処理して既に46トンのプルトニウムを所有している。核不拡散の観点からプルトニウム保有量を減少させることを国際社会に表明しているにもかかわらず、再処理によりプルトニウムが大量に生産されてしまう。
以上のような理由から、六ヶ所再処理工場が稼働する見込みはないと考えられている。
*1957年にソビエト連邦ウラル地方のマヤーク核技術施設で発生した原子力爆発事故。
以上
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3)乾式貯蔵施設 設置問題 経緯
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日付 当方* 県側
↓ ↓
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2021年
4月28日 (原子力規制委員会が設置を許可)
8月16日 連絡会から佐賀県に要望・質問書を提出
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-08-16
9月3日 (玄海町が乾式貯蔵施設を事前了解)
9月22日 ・・・・ 県から回答(27日一部訂正)
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
10月4日 連絡会から佐賀県への再質問
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-10-18
11月2日 ・・・・ 県から再質問の回答
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
2022年
2月14日 脱原発佐賀ネットワークから知事への面会要請
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-02-15
2月17日 ・・・・ 原子力安全対策課から構成団体各々の「概要」の提出依頼
2月28日 同「概要」の提出完了
3月4日 ・・・・ 原子力安全対策課から直接面会の断りの電話
3月7日 ネットワークから原子力安全対策課に理由の問い合わせ(電話、のちメール)
3月18日 ・・・・ 県から文書回答
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00385158/index.html
3月22日 ・・・・ 原子力安全対策課からの返信メール(報道発表文に引用)
3月24日 ・・・・ 県が九州電力に事前了解を伝える
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*「当方」は、2021年は「さよなら原発!佐賀連絡会」(連絡会)を、2022年は当「脱原発佐賀ネットワーク」(ネットワーク)を指します。
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脱原発佐賀ネットワークから知事への面会要請
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-02-15
昨日の記事のように、脱原発佐賀ネットワークは原子力安全課を通じて知事に質問状を渡し、面会要請を行いました。質問状全文を以下に転載します。佐賀新聞と西日本新聞の取材がありました。前者はネットに記事が出ています。https://www.saga-s.co.jp/articles/-/811506------------ 2022年2月14日佐賀県知事山口祥義様 脱原発佐賀ネットワーク 玄海原発対策住民会議 さよなら原発!佐賀連絡会 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 さようなら原発1000万人アクション 佐賀県原発問題対策協議会 プルサーマルと佐賀県の100年を考える会 原発を考える鳥栖の会 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団 玄海原発反対!からつ事務所 玄海原発の廃炉問題を考える会 原発と放射能を考える唐津の会 代表 豊島耕一・野中宏樹 連絡先 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団 〒840-0825佐賀市中央本町1−10 ニュー寺元ビル3F佐賀中央法律事務所内 (担当:林田)電話(ウェブでは省略)知事におかれましては、コロナ対策をはじめ県政運営にご多忙なことと拝察申し上げます。九州電力玄海原子力発電所における「乾式貯蔵施設」の設置問題に関する貴職との質疑が、本ネットワークの構成団体の1つである「さよなら原発!佐賀連絡会」との間で、これまで2度にわたって行われました。毎回の多岐にわたるやり取りに応じられたことに本ネットワークとして敬意を表します。しかしながら、その往復は原子力安全対策課を通じての、主に文書による間接的なものでした。公表されたそれらのやりとりからは、知事ご自身との直接の対話によらなければ解明できないと思われる問題点があることが明らかになっています。つきましては、そのための十分な面会の時間を設けていただくようお願いします。日程は3月前半までを強く要望いたします。以下で「要望」、「質問」、「回答」とあるのは、「さよなら原発!佐賀連絡会」との間でのやり取りに関するものです。
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yamamoto
2022-02-15T09:55:29+09:00
佐賀新聞と西日本新聞の取材がありました。前者はネットに記事が出ています。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/811506
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2022年2月14日
佐賀県知事山口祥義様
脱原発佐賀ネットワーク
玄海原発対策住民会議
さよなら原発!佐賀連絡会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
さようなら原発1000万人アクション
佐賀県原発問題対策協議会
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会
原発を考える鳥栖の会
原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
玄海原発反対!からつ事務所
玄海原発の廃炉問題を考える会
原発と放射能を考える唐津の会
代表 豊島耕一・野中宏樹
連絡先 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
〒840-0825佐賀市中央本町1−10
ニュー寺元ビル3F佐賀中央法律事務所内
(担当:林田)電話(ウェブでは省略)
知事におかれましては、コロナ対策をはじめ県政運営にご多忙なことと拝察申し上げます。
九州電力玄海原子力発電所における「乾式貯蔵施設」の設置問題に関する貴職との質疑が、本ネットワークの構成団体の1つである「さよなら原発!佐賀連絡会」との間で、これまで2度にわたって行われました。毎回の多岐にわたるやり取りに応じられたことに本ネットワークとして敬意を表します。しかしながら、その往復は原子力安全対策課を通じての、主に文書による間接的なものでした。公表されたそれらのやりとりからは、知事ご自身との直接の対話によらなければ解明できないと思われる問題点があることが明らかになっています。つきましては、そのための十分な面会の時間を設けていただくようお願いします。日程は3月前半までを強く要望いたします。
以下で「要望」、「質問」、「回答」とあるのは、「さよなら原発!佐賀連絡会」との間でのやり取りに関するものです。
1.10月4日付再質問の「要望1」(注1)および「質問6」(注2)で、公開の説明・意見聴取の行事に値しないと考え得る根拠と、規制委員会審査の内容確認後の県としての判断を、県庁部内だけで行うのかどうかをお尋ねしました。これらに明確な回答がありません。同じく8月16日付質問の「質問4」(注3)の使用済み燃料が50年後に搬出先がなくそのまま放置される恐れに対しても同様です。知事のお考えを直接伺いたいと思います。
2.最初の回答(9月22日付け)で、(乾式貯蔵に関して)「原子力規制委員会の審査内容を確認しているところであり、今後、内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する」という表現が繰り返されていますが(8月16日付け質問5および6)(注4)、その検討プロセス、判断の詳細、根拠等をどのように県民に公表されるのでしょうか?最終判断の前に県民との対話の場は設けられるのでしょうか?それとも県民・市民は結果を知らされるだけなのでしょうか?明確な回答を望みます。
11月2日付回答(注5)では意見の申し出に対して「随時お伺いする」とのことですが、そのような「申し出」がある場合は、県はその手続きが終わるまで判断を保留されるのでしょうか。
3.再質問の中の「広い視野での質問(1)」に対する、同じく11月2日付回答で、「原子力発電に頼らざるを得ない状況にある」と自らの判断を示されながら、その結果生じる「核のゴミ」の行方については、同(2)の回答で、「事業者である日本原燃が法令に基づき安全に管理・運営を行っていくものと認識」とあり、他人任せであり首尾一貫しません。日本原燃の業務が信頼できることも(環境汚染を出さないなど)自ら判断されるのでしょうか?もしそうであれば、その根拠を示していただきたい。
「乾式貯蔵施設」の問題は、原発によって生じる長期の負の遺産について私たちに改めて認識させるものです。原発が生み出す電力はせいぜいでも100年のオーダーですが、それによって生じる放射性物質は10万年の単位で残り、人間の生活圏から隔離し続けなければなりません。これは私たちの子孫においかぶさる大変な負担です。
気候危機に関しては、その影響を受ける最大の当事者である若い世代が声を上げていますが、10万年ともなれば、その未来の世代は言葉を発することすら出来ません。
であれば、政策決定のベースである「民主主義」の主体として、未来世代も含めて考える必要があるのではないでしょうか。
以上、知事のご認識を直接伺いたいと思います。
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(注1)質問項目と、回答の全文は県のサイト参照。(下に再録)
ホーム>組織(部署)から探す>県民環境部>原子力安全対策課>佐賀県知事への要望質問書(さよなら原発!佐賀連絡会)に回答しました
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
要望1(10/4付):「公開の説明、意見聴取の行事に値しないと考える根拠は何でしょうか。(重大性、長期にわたる問題であることの認識は?)」
回答(11/2付):「現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会
の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を
述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。」
(注2)質問6(10/4付):「規制委員会審査の『内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する』とのことですが、県庁部内だけで行うのですか、それとも公開の質問も可能な場を設けるのですか。」
回答(11/2付):「現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。」
(注3)質問4(8/16付):「京都新聞が報じた更田委員長の心配のように、50年後に搬出先がなくそのまま放置されるとどうなりますか。放射線や放射性物質の漏れなどが予想されますか。」
回答(9/22,27付):「九州電力は、使用済燃料を六ヶ所再処理工場へ搬出することを基本方針としており、玄海原子力発電所内の貯蔵状況、同工場の運転計画等を踏まえて計画的に搬出していくとしています。
使用済燃料対策を含めた核燃料サイクル政策等エネルギー政策については、国が責任をもって決めていくべきことであり、国の責任においてその具体的な取組を加速すること、そして国民に十分な説明を行うことなどを、これまでも申し入れてきており、今後も、さらに強く求めていきます。
また、乾式キャスクは、国の審査において設計貯蔵期間中(60年)には安全機能が維持されることが確認されています。」
(注4)8月16日付け質問5および6と、9月22日付け回答は以下のとおり。
質問5:「使用済み燃料が再処理工場に搬出されるのであればそもそも乾式貯蔵施設は不要なはずです。不要なものを知事は事前了解されるのでしょうか。」
回答:「九州電力は、乾式貯蔵施設について、使用済燃料の貯蔵余裕の確保及び貯蔵方法の多様化による貯蔵の強化を図ることを目的として設置したいと説明しています。
玄海原子力発電所における乾式貯蔵施設の設置については、今年の4月28日に原子力規制委員会による設置許可がなされ、県では、7月9日に原子力安全専門部会を開催し、専門家から様々な観点からの意見やアドバイスを頂きました。
現在、そうした意見等も踏まえて、原子力規制庁や九州電力に対して、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところであり、今後、内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討することとしています。
質問6:「乾式貯蔵施設の設置は、すでに生じてしまった放射性物質を次世代に託す問題であり、その負担をいかに最小限にするかという、倫理的にも重大な問題です。あらためて幅広い専門家や県民の意見を聞く考えがありますか。」
回答:「使用済燃料については、一定期間冷却した後、再処理工場へ搬出し再処理することが国の基本方針とされており、九州電力も、原子炉設置許可申請書において「使用済燃料は、(中略)、原子炉等規制法に基づく指定を受けた国内再処理事業者において再処理を行うことを原則とする。」とし、原子力規制委員会の許可を受けています。
乾式貯蔵施設は、使用済燃料を再処理工場へ搬出するまでの間一時的に貯蔵する施設であると説明を受けています。
現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等も踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところであり、今後、内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討することとしています。
なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。」
(注5)10月4日付質問と11月2日付回答から
質問6:「規制委員会審査の「内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する」とのことですが、県庁部内だけで行うのですか、それとも公開の質問も可能な場を設けるのですか。」
回答:「現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。」
(以上)
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知事との面会を申し入れますー乾式貯蔵施設問題
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2022-02-14
本日(2/14)、乾式貯蔵施設問題で佐賀県知事との面会を申し入れます。以下、メディアへの案内状です。--------- 2022年2月10日報道関係各位 脱原発佐賀ネットワーク 玄海原発対策住民会議 さよなら原発!佐賀連絡会 玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会 さようなら原発1000万人アクション 佐賀県原発問題対策協議会 プルサーマルと佐賀県の100年を考える会 原発を考える鳥栖の会 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団 玄海原発反対!からつ事務所 玄海原発の廃炉問題を考える会 原発と放射能を考える唐津の会 代 表 豊島耕一・野中宏樹 連絡先 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団 〒840-0825 佐賀市中央本町1-10 ニュー寺元ビル3F 佐賀中央法律事務所内 (担当:林田) 電話0952(25)3121玄海原発の「乾式貯蔵施設」新設の問題に関して、下記のとおり、公開質問状を添えて、知事との直接面会の申し入れを行います。取材いただければ有り難く存じます。 日時 2022年2月14日(月)11時30分より 場所 佐賀県庁内 担当課 原子力安全対策課 趣旨九州電力は、玄海原発の敷地内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を新設しようとしています。すでに原子力規制委員会の許可が出ており、また玄海町も「事前了解」をしています。佐賀県がこれを了解すれば、この計画が実際に動き出すことになります。しかし、これに関しては安全性や耐久性、さらには永久保管につながらないかなど、重大な懸念があるため、本ネットワークの構成団体である「さよなら原発!佐賀連絡会」は昨年来、知事に対して原子力安全対策課を通じて質問と要望を2度にわたって行いました。(その詳細は県のウェブサイト(注1)および「さよなら原発佐賀連絡所」のブログ(注2)にあります。)しかしその回答は、主に次の3点で曖昧ないし不満足なものでした。(1)貯蔵後の搬出先としている六ヶ所事業所が稼働せず、または大幅に遅れる場合の対策(玄海原発にそのままいつまでも貯蔵されるのか?)(2)使用済み燃料の排出者としての責任が曖昧(3)規制委員会審査の内容確認作業の開示、この施設の安全性等についての公開の場での検討このため、当ネットワークでは..
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yamamoto
2022-02-14T08:17:41+09:00
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2022年2月10日
報道関係各位
脱原発佐賀ネットワーク
玄海原発対策住民会議
さよなら原発!佐賀連絡会
玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会
さようなら原発1000万人アクション
佐賀県原発問題対策協議会
プルサーマルと佐賀県の100年を考える会
原発を考える鳥栖の会
原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
玄海原発反対!からつ事務所
玄海原発の廃炉問題を考える会
原発と放射能を考える唐津の会
代 表 豊島耕一・野中宏樹
連絡先 原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団
〒840-0825 佐賀市中央本町1-10
ニュー寺元ビル3F 佐賀中央法律事務所内
(担当:林田) 電話0952(25)3121
玄海原発の「乾式貯蔵施設」新設の問題に関して、下記のとおり、公開質問状を添えて、知事との直接面会の申し入れを行います。取材いただければ有り難く存じます。
日時 2022年2月14日(月)11時30分より
場所 佐賀県庁内
担当課 原子力安全対策課
趣旨
九州電力は、玄海原発の敷地内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を新設しようとしています。すでに原子力規制委員会の許可が出ており、また玄海町も「事前了解」をしています。佐賀県がこれを了解すれば、この計画が実際に動き出すことになります。しかし、これに関しては安全性や耐久性、さらには永久保管につながらないかなど、重大な懸念があるため、本ネットワークの構成団体である「さよなら原発!佐賀連絡会」は昨年来、知事に対して原子力安全対策課を通じて質問と要望を2度にわたって行いました。(その詳細は県のウェブサイト(注1)および「さよなら原発佐賀連絡所」のブログ(注2)にあります。)
しかしその回答は、主に次の3点で曖昧ないし不満足なものでした。
(1)貯蔵後の搬出先としている六ヶ所事業所が稼働せず、または大幅に遅れる場合の対策(玄海原発にそのままいつまでも貯蔵されるのか?)
(2)使用済み燃料の排出者としての責任が曖昧
(3)規制委員会審査の内容確認作業の開示、この施設の安全性等についての公開の場での検討
このため、当ネットワークでは、事務局経由ではなく、これらの問題について知事の意見を直接伺うことが必要と考えました。昨年3月、知事と当ネットワークが直接面会した際、知事は「皆さん方のお話を直接聞くということも大事」と、直接対話を約束されましたが、それ以来1年近くこれが実行されていませんので、3月11日前後には是非とも実現したいと考えています。
ご承知のように、昨年来、特定重大事故等対処施設等の工事現場で火災や労災事故が相次いだことは、このような電力会社に、危険な放射性物質を長期にわたって保管する施設を作る能力、資格があるのかを疑わせるものです。
この申し入れとともに、県がこれを受諾した場合の知事との面会につきましても、取材いただくよう重ねてお願い申し上げます。
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1) 佐賀県ホーム>組織(部署)から探す>県民環境部>原子力安全対策課>佐賀県知事への要望質問書(さよなら原発!佐賀連絡会)に回答しました。
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
2)「さよなら原発佐賀連絡所」ブログの2021-08-16,2021-09-26,2021-10-18,2021-12-06の記事。(数字は年-月-日。次のURLにこれらの文字列を追加)
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/
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再質問への回答
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-12-06
再質問への回答が11月2日付でありました。このサイトで報告が遅れ、すみません。県のサイトにpdfで掲示されています。https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_221690_up_0h5kubr3.pdf(リンク元)https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html以下、閲覧の便宜のため、以下にテキスト形式(html形式)で転載します。なお、最初の質問への回答はこちら(テキスト形式)です。----------原安第736号 令和3年(2021年)11月2日さよなら原発!佐賀連絡会 代表者様 佐賀県県民環境部原子力安全対策課長 高木貴弘再質問に対する回答について 2021年10月4日付けで提出のあった再質問については、別紙のとおり回答します。2021年10月4日付け再質問への回答(別紙)要望1 公開の説明、意見聴取の行事に値しないと考える根拠は何でしょうか。(重大性、長期にわたる問題であることの認識は?)(答)○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。○なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。質問1 技術的根拠について資料の所在を示してもらったのは有難いですが、文献リストなので、一般人がこれを精査するのは事実上不可能です。「事前了解」しようとする当局による適切な概要説明が不可欠です。(答)○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。○資料の説明については、資料作成者の責任で行われることが適切であると考えています。質問2 これは1のような文献リストさえ示されていません。提供を求めます(答)○航空機落下確率の評価結果については、例えば、原子力規制庁と九州電力の面談時の資料に記載されています。【資料の例】原子力規制委員会HP−被規制者等との面談概要・資料(2021年3月実用炉の審査に関するもの−令和3年3月16日の提出資料)〔玄海原子力発電所設..
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yamamoto
2021-12-06T14:31:07+09:00
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_221690_up_0h5kubr3.pdf
(リンク元)
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
以下、閲覧の便宜のため、以下にテキスト形式(html形式)で転載します。
なお、最初の質問への回答はこちら(テキスト形式)です。
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原安第736号 令和3年(2021年)11月2日
さよなら原発!佐賀連絡会 代表者様
佐賀県県民環境部原子力安全対策課長 高木貴弘
再質問に対する回答について
2021年10月4日付けで提出のあった再質問については、別紙のとおり回答します。
2021年10月4日付け再質問への回答
(別紙)
要望1 公開の説明、意見聴取の行事に値しないと考える根拠は何でしょうか。(重大性、長期にわたる問題であることの認識は?)
(答)
○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
○なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。
質問1 技術的根拠について資料の所在を示してもらったのは有難いですが、文献リストなので、一般人がこれを精査するのは事実上不可能です。「事前了解」しようとする当局による適切な概要説明が不可欠です。
(答)
○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
○資料の説明については、資料作成者の責任で行われることが適切であると考えています。
質問2 これは1のような文献リストさえ示されていません。提供を求めます
(答)
○航空機落下確率の評価結果については、例えば、原子力規制庁と九州電力の面談時の資料に記載されています。
【資料の例】原子力規制委員会HP−被規制者等との面談概要・資料(2021年3月実用炉の審査に関するもの−令和3年3月16日の提出資料)
〔玄海原子力発電所設置許可基準規則への適合性について(使用済燃料乾式貯蔵施設)<補足説明資料>(221〜236頁)〕
https://www2.nsr.go.jp/disclosure/meeting/PTS/202103.html
質問3 「もし火山灰で詰まった場合は」の、仮定の質問に答えられていません。過去数万年の火山灰の厚さをチェックされたのでしょうか?
(答)
○国の審査において、乾式貯蔵施設の給排気口が火山灰などで詰まった場合の評価は求められていません。
質問4 「強く求め」れば必ず実行されるという確証はあるのですか。確証がなくても事前了解をするのでしょうか。
(答)
○使用済燃料対策を含めた核燃料サイクル政策等エネルギー政策については、国が責任をもって決めていくべきことであると考えています。
○事前了解願いの対応については、現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
質問5 「貯蔵の強化」とはどういう意味ですか。また、「内容が確認できた段階で」、「確認」する不可欠の項目は何ですか?
(答)
○九州電力は、「貯蔵の強化」について、
・冷却に水や電気を使用しない乾式貯蔵を導入することにより、使用済燃料の貯蔵の信頼性を高めること
・既存の使用済燃料プール貯蔵と乾式貯蔵を同一敷地内で一体的に運用することにより、運用性のより一層の向上を図ること
と説明しています。
○事前了解願いの対応については、現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
質問6 規制委員会審査の「内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する」とのことですが、県庁部内だけで行うのですか、それとも公開の質問も可能な場を設けるのですか。(冒頭の要請と重なる。)
(答)
○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
○なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。また、御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。
技術的な質問1
鉄筋コンクリートの強度と厚さは、詳細設計にて決定されるとのことですが、その前にも事前了解がありうるのですか。防護上公開できないとのことですが、住民の安心・安全を確保することと矛盾しませんか。また、県当局には知らされるのでしょうか。(質問2も同様)
(答)
○現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
○乾式貯蔵施設の基本設計に関する安全性については、原子炉設置変更許可の審査において国により確認されました。
○なお、防護上公開できないとされている壁の厚さや給排気口の高さについては、工事計画認可申請における詳細設計の審査において国による確認が行われることとなっています。
技術的な質問2
「火山灰の厚さ(10cm)」はいつの噴火でしょうか。
(答)
○九州電力が、玄海3、4号機の新規制基準適合性審査において、約5万年前の九重第1噴火を想定したシミュレーション結果に、自然現象における不確かさを考慮して層厚を10cmとしています。
技術的な質問8
中性子遮蔽材の必要量についての資料は公開されていますか。(質問9も同様)
(答)
○中性子遮蔽材については、乾式キャスクの遮蔽機能として法令で要求されている
・表面の線量当量率を2mSv/h以下
・表面から1m離れた位置における線量当量率を100μSv/h以下を満足するように設計されています。
○乾式キャスクの遮蔽機能の評価結果については、例えば、原子力規制庁と九州電力の面談時の資料に記載されています。
【資料の例】原子力規制委員会HP−被規制者等との面談概要・資料(2021年3月実用炉の審査に関するもの−令和3年3月16日の提出資料)
〔玄海原子力発電所設置許可基準規則への適合性について(使用済燃料乾式貯蔵施設)<補足説明資料>(885〜930頁)〕
https://www2.nsr.go.jp/disclosure/meeting/PTS/202103.html
技術的な質問10
「審査で確認」された時の詳細資料は公開されていますか。(質問11も同様)
(答)
○乾式キャスクの部材の温度の評価結果については、例えば、原子力規制委員会の審査会合資料に記載されています。
【資料の例】
第918回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合資料1−1
(玄海原子力発電所使用済燃料乾式貯蔵施設の設置【設置許可基準規則への適合性について】31〜34頁)https://www2.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tekigousei/power_plants/300002429.html
広い視野での質問(1)
このような核の「ゴミ」を増やし続ける原発運転を続けさせてよいのでしょうか。
(答)
○原子力発電に関しては、国を挙げて、その依存度を可能な限り低減し、再生可能エネルギーの導入を進める取組を積極的に行うべきと考えています。
○しかしながら、再生可能エネルギーはその安定供給に課題があり、現時点においては、一定程度、原子力発電に頼らざるを得ない状況にあると考えています。
○使用済燃料対策を含めた核燃料サイクル政策等エネルギー政策については、国が責任をもって決めていくべきことであり、国の責任においてその具体的な取組を加速すること、そして国民に十分な説明を行うことなどを、これまでも申し入れてきており、今後も、強く求めていきます。
広い視野での質問(2)
送り出す先の青森県(六ヶ所事業所)では、周辺の環境汚染などが心配されますが、そのことはどうでもいいと考えておられるのでしょうか。再処理の危険性、環境負荷、長期間の隔離に伴う住民の被害や負担はどこでも同じではないでしょうか。
(答)
○再処理工場については、事業者である日本原燃が法令に基づき安全に管理・運営を行っていくものと認識しています。
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乾式貯蔵問題についての佐賀県への再質問
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-10-18
県からの回答に対して、10月4日に再質問をしました。当日30分の時間を取っていただき、説明と簡単な意見交換をしました。質問内容は以下の通りです。---------乾式貯蔵問題についての佐賀県への再質問(原子力安全対策課)さよなら原発!佐賀連絡会 代表 豊島耕一 2021年10月4日項目 質問等要望1 公開の説明、意見聴取の行事に値しないと考える根拠は何でしょうか。(重大性、長期にわたる問題であることの認識は?)質問1 技術的根拠について資料の所在を示してもらったのは有難いですが、文献リストなので、一般人がこれを精査するのは事実上不可能です。「事前了解」しようとする当局による適切な概要説明が不可欠です。質問2 これは1のような文献リストさえ示されていません。提供を求めます。質問3 「もし火山灰で詰まった場合は」の、仮定の質問に答えられていません。過去数万年の火山灰の厚さをチェックされたのでしょうか?質問4 「強く求め」れば必ず実行されるという確証はあるのですか。確証がなくても事前了解をするのでしょうか。質問5 「貯蔵の強化」とはどういう意味ですか。また、「内容が確認できた段階で」、「確認」する不可欠の項目は何ですか?質問6 規制委員会審査の「内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する」とのことですが、県庁部内だけで行うのですか、それとも公開の質問も可能な場を設けるのですか。(冒頭の要請と重なる。)技術的な質問質問1 鉄筋コンクリートの強度と厚さは、詳細設計にて決定されるとのことですが、その前にも事前了解がありうるのですか。防護上公開できないとのことですが、住民の安心・安全を確保することと矛盾しませんか。また、県当局には知らされるのでしょうか。(質問2も同様)質問2 「火山灰の厚 さ(10 cm) 」はいつの噴火でしょうか。質問8 中性子遮蔽材の必要量についての資料は公開されていますか。(質問9も同様)質問10 「審査で確認」された時の詳細資料は公開されていますか。(質問11も同様)広い視野での質問(1)このような核の「ゴミ」を増やし続ける原発運転を続けさせてよいのでしょうか。(2)送り出す先の青森県(六ヶ所事業所)では、周辺の環境汚染などが心配されますが、そのことはどうでもいいと考えておられるのでしょうか。再処理の危険性、環境負荷、長期間の..
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yamamoto
2021-10-18T16:52:54+09:00
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乾式貯蔵問題についての佐賀県への再質問(原子力安全対策課)
さよなら原発!佐賀連絡会 代表 豊島耕一
2021年10月4日
項目 質問等
要望1 公開の説明、意見聴取の行事に値しないと考える根拠は何でしょうか。(重大性、長期にわたる問題であることの認識は?)
質問1 技術的根拠について資料の所在を示してもらったのは有難いですが、文献リストなので、一般人がこれを精査するのは事実上不可能です。「事前了解」しようとする当局による適切な概要説明が不可欠です。
質問2 これは1のような文献リストさえ示されていません。提供を求めます。
質問3 「もし火山灰で詰まった場合は」の、仮定の質問に答えられていません。過去数万年の火山灰の厚さをチェックされたのでしょうか?
質問4 「強く求め」れば必ず実行されるという確証はあるのですか。確証がなくても事前了解をするのでしょうか。
質問5 「貯蔵の強化」とはどういう意味ですか。また、「内容が確認できた段階で」、「確認」する不可欠の項目は何ですか?
質問6 規制委員会審査の「内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討する」とのことですが、県庁部内だけで行うのですか、それとも公開の質問も可能な場を設けるのですか。(冒頭の要請と重なる。)
技術的な質問
質問1 鉄筋コンクリートの強度と厚さは、詳細設計にて決定されるとのことですが、その前にも事前了解がありうるのですか。防護上公開できないとのことですが、住民の安心・安全を確保することと矛盾しませんか。また、県当局には知らされるのでしょうか。(質問2も同様)
質問2 「火山灰の厚 さ(10 cm) 」はいつの噴火でしょうか。
質問8 中性子遮蔽材の必要量についての資料は公開されていますか。(質問9も同様)
質問10 「審査で確認」された時の詳細資料は公開されていますか。(質問11も同様)
広い視野での質問
(1)このような核の「ゴミ」を増やし続ける原発運転を続けさせてよいのでしょうか。
(2)送り出す先の青森県(六ヶ所事業所)では、周辺の環境汚染などが心配されますが、そのことはどうでもいいと考えておられるのでしょうか。再処理の危険性、環境負荷、長期間の隔離に伴う住民の被害や負担はどこでも同じではないでしょうか。
以上
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使用済み燃料の乾式貯蔵施設問題で県から回答がありました
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-09-26
使用済み燃料の乾式貯蔵施設問題での8月16日の要望・質問書に対して、9月22日付で県から回答がありました。要望・質問書https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-08-16県の回答https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_218043_up_btgrm711.pdf12/14 リンク修正:https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_218431_up_m665g3o0.pdf回答のリンク元https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html会として内容を検討の上、コメントを出したいと思います。(2021/12/15 追記)県の回答がpdfのため、読み取りなどの便宜性を良くするため以下にテキスト(html)に変換しました。-------原安第618号 令和3年(2021年)9月27日さよなら原発!佐賀連絡会 代表者様 佐賀県知事 山口祥義要望質問書に対する回答の一部訂正について令和3年(2021年)9月22日付け原安第608号で回答した内容の一部に誤りがありましたので、別紙のとおり訂正します。(別紙)
未分類
yamamoto
2021-09-26T10:57:58+09:00
要望・質問書
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-08-16
県の回答
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_218043_up_btgrm711.pdf
12/14 リンク修正:
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/3_82590_218431_up_m665g3o0.pdf
回答のリンク元
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00382590/index.html
会として内容を検討の上、コメントを出したいと思います。
(2021/12/15 追記)県の回答がpdfのため、読み取りなどの便宜性を良くするため以下にテキスト(html)に変換しました。
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原安第618号 令和3年(2021年)9月27日
さよなら原発!佐賀連絡会 代表者様
佐賀県知事 山口祥義
要望質問書に対する回答の一部訂正について
令和3年(2021年)9月22日付け原安第608号で回答した内容の一部に誤りがありましたので、別紙のとおり訂正します。
(別紙)
2021年8月16日付け要望質問書への回答
(令和3年9月27日一部訂正)
要望1.
賛成と反対の立場の専門家を含む、県民を対象とする講演・討論会の開催、および県の考えの公表と県民への説明会の開催、さらにパブリックコメン卜を実施してください。
(答)
○乾式貯蔵施設の設置については、安全協定に基づく事前了解手続きの対象とし、原子力安全専門部会を開催して専門家の御意見を伺うなど、丁寧なプロセスを経て、事前了解願いに対する県としての判断を行うこととしています。
○ 現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等を踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところです。
○ なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。
要望2.
文書での回答と原子力安全対策課長との面談、意見交換の場を設定してください。
(答)
○ 御要望、御質問に関しては、正確性を期すため文書で提出いただき、文書で回答しています。
○ また、回答に関する御意見や御質問についても、文書で提出いただければ文書で回答します。
○ なお、面談等については、別途調整させてください。
質問1.
玄海原発で計画されている乾式キャスクの素材と構造は、何年間の使用(貯蔵)に耐えるものですか。またその技術的根拠を示して下さい。7月9日の第9回佐賀県原子力安全専門部会に提出された九電の資料(資料9−1)にはこれに関する記載がありません。
(答)
○九州電力は、乾式キャスクの主要構成部材について、設計貯蔵期間中(60年)の温度、放射線及びその環境下での経年変化を考慮し、安全機能及び長期健全性が維持されることを確認しています。
○ 技術的根拠については、例えば、原子力規制庁と九州電力の面談時の資料に記載されています。
【資料の例】原子力規制委員会HP−被規制者等との面談概要・資料(2021年3月実用炉の審査に関するもの)(https://www2.nsr.go.jp/disclosure/meeting/PTS/202103.html)
※令和3年3月16日の原子力規制庁と九州電力の面談資料(690〜691頁)
質問2.
このキャスクは米国で使用されているキャスクのようにF16クラスの戦闘機の突入に耐えることができますか。大型航空機の墜落等で乾式キャスクが破壊された場合、どうやって事故の拡大を防ぐのでしょうか。
(答)
○九州電力は、乾式貯蔵施設について航空機落下確率を評価した結果、約5.8×10-8(回/炉・年)であり、評価基準に定められている10-7(回/炉・年)を下回ると評価し、航空機落下による損壊を設計上考慮する必要がないことを国が審査で確認しています。
質問3.
乾式貯蔵建屋の吸排気口が大量の火山灰など何らかの原因で詰まってしまった場合、キャスク内は、例えば1週間後、温度は何度まで上昇しますか。また、キャスクが熱で破壊されるまでの日数はどれくらいでしょうか。
(答)
○九州電力は、乾式貯蔵施設については、玄海原子力発電所における火山灰の厚さ(10㎝)を考慮し、給排気口を高い位置に設置することや積もった火山灰が侵入しにくい構造とすることにより、給排気口が閉塞しないように設計されています。
質問4.
京都新聞が報じた更田委員長の心配のように、50年後に搬出先がなくそのまま放置されるとどうなりますか。放射線や放射性物質の漏れなどが予想されますか。
(答)
○九州電力は、使用済燃料を六ヶ所再処理工場へ搬出することを基本方針としており、玄海原子力発電所内の貯蔵状況、同工場の運転計画等を踏まえて計画的に搬出していくとしています。
○使用済燃料対策を含めた核燃料サイクル政策等エネルギー政策については、国が責任をもって決めていくべきことであり、国の責任においてその具体的な取組を加速すること、そして国民に十分な説明を行うことなどを、これまでも申し入れてきており、今後も、さらに強く求めていきます。
○また、乾式キャスクは、国の審査において設計貯蔵期間中(60年)には安全機能が維持されることが確認されています。
質問5.
使用済み燃料が再処理工場に搬出されるのであればそもそも乾式貯蔵施設は不要なはずです。不要なものを知事は事前了解されるのでしょうか。
(答)
○九州電力は、乾式貯蔵施設について、使用済燃料の貯蔵余裕の確保及び貯蔵方法の多様化による貯蔵の強化を図ることを目的として設置したいと説明しています。
○玄海原子力発電所における乾式貯蔵施設の設置については、今年の4月
28日に原子力規制委員会による設置許可がなされ、県では、7月9日に原子力安全専門部会を開催し、専門家から様々な観点からの意見やアドバイスを頂きました。
○現在、そうした意見等も踏まえて、原子力規制庁や九州電力に対して、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところであり、今後、内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討することとしています。
質問6.
乾式貯蔵施設の設置は、すでに生じてしまった放射性物質を次世代に託す問題であり、その負担をいかに最小限にするかという、倫理的にも重大な問題です。あらためて幅広い専門家や県民の意見を聞く考えがありますか。
(答)
○使用済燃料については、一定期間冷却した後、再処理工場へ搬出し再処理することが国の基本方針とされており、九州電力も、原子炉設置許可申請書において「使用済燃料は、(中略)、原子炉等規制法に基づく指定を受けた国内再処理事業者において再処理を行うことを原則とする。」とし、原子力規制委員会の許可を受けています。
○ 乾式貯蔵施設は、使用済燃料を再処理工場へ搬出するまでの間一時的に貯蔵する施設であると説明を受けています。
○ 現在、県では、乾式貯蔵施設の設置に関して、原子力安全専門部会の結果等も踏まえて、原子力規制委員会の審査内容を確認しているところであり、今後、内容が確認できた段階で、県として事前了解願いに対する県の判断を検討することとしています。
○ なお、県としては、原子力発電所に関する様々な方からの御意見について、意見を述べたいと具体的な申出があった場合は、随時お伺いすることとしています。
技術的な質問1.
鉄筋コンクリートの強度と厚さはいくらですか。
(答)
○ 鉄筋コンクリートの強度は今後実施される詳細設計にて決定されると聞いています。
○ また、乾式貯蔵建屋の壁の厚さは防護上公開できないとされています。
技術的な質問2.
給気ロと排気口の高さ、給気温度と排気温度はいくらですか。
(答)
○ 給排気口の高さは防護上公開できないとされています。
○給排気温度については、乾式貯蔵建屋の除熱評価において、乾式キャスクからの発熱などを保守的に考慮しても、給気温度の33℃に対し、排気温度が約45℃になると評価されています。
○なお、給排気口の高さについては、玄海原子力発電所における火山灰の厚さ(10㎝)を考慮して高い位置に設置するとされています。
技術的な質問3.
取扱エリアの放射線量はいくらですか。人が入って作業することがありますか。
(答)
○取扱エリアの放射線量については、貯蔵エリアに乾式キャスクを貯蔵した状態で保守的に評価した結果、最大で3.3μSv/hとされています。
○また、取扱エリアでは、作業者による乾式キャスク受入や搬出作業、貯蔵準備作業等が行われますが、作業時には、現場の線量率の測定、警報機付線量計の装着等作業者の線量限度を超えないよう被ばく管理が行われると聞いています。
技術的な質問4.
貯蔵エリアの放射線量はいくらですか。人が入って作業することがありますか。すべて自動ですか。
(答)
○ 乾式キャスクの線量については、設置許可基準規則や事業所外運搬規則に定めるキャスク表面等の線量基準値を満足することを確認されています。
○具体的には、表面から1m離れた位置で最大86μSv/hとなり、線量基準値である100μSv/hを下回ることを確認されています。
○また、貯蔵エリアでは、作業者による定期的なパトロールや、乾式キャスクの運搬等が行われますが、作業時には、現場の線量率の測定、警報機付線量計の装着等作業者の線量限度を超えないよう被ばく管理が行われると聞いています。
技術的な質問5.
貯蔵、取扱エリアにスプリンクラー、消火設備は設置されていますか。
(答)
○ 乾式貯蔵施設内には、消防法に基づき、火災感知器、屋内消火栓設備等の消火設備が設置されると聞いています。
技術的な質問6.
外筒の炭素鋼の厚さは何センチですか。
(答)
○ 炭素鋼の厚さは、最も小さい箇所でおおむね25㎝(内訳:胴約23cm、外筒約2cm)と聞いています。
技術的な質問7.
キャスクの塩害対策はどのように行われていますか。
(答)
○ 乾式キャスクの大気に触れる部分には塗装等の防食措置を行い、また、3か月に1回の巡視点検において外観確認を実施すると聞いています。
技術的な質問8.
中性子遮へい材の必要量はどのように計算されていますか。
(答)
○ 中性子遮蔽材の必要量については、乾式キャスクに収納する使用済燃料の放射線量をもとに、設置許可基準規則や事業所外運搬規則に定めるキャスク表面等の線量基準値を満足するように計算されていると聞いています。
技術的な質問9.
中性子遮へい材の熱による劣化はどのように考えられていますか。
(答)
○中性子遮蔽材については、設計貯蔵期間中(60年)の熱による材質の劣化を保守的に考えた場合でも、健全性が維持できることが国の審査で確認されています。
技術的な質問10.
第9回専門部会資料9−1、17ページによると、中性子遮へい材の基準値は149℃以下ですが、接する胴の最大値は150℃ですから、149℃を超える可能性がありませんか。この場合、必要な安全性が確保されていることにはならないのではないでしょうか。
(答)
○ 資料中の部材の温度の評価結果には、部材のうち最も高くなる部位(胴内
側付近)の温度が記載されており、中性子遮蔽材の温度が基準値(149℃)を超えないことが国の審査で確認されています。
技術的な質問11.
同じく、金属ガスケットの基準値は130℃以下ですが、接する1次蓋、2次蓋の最大値は150℃ですから、130℃を超える可能性がありませんか。この場合、必要な安全性が確保されていることにはならないのではないでしょうか。
(答)
○資料中の部材の温度の評価結果には、部材のうち最も高くなる部位(胴内側付近)の温度が記載されており、金属ガスケットの温度が基準値(130℃)を超えないことが国の審査で確認されています。
技術的な質問12.
キャスクと貯蔵施設の点検はどのように行われますか(期間、項目、審査等)。
(答)
○現時点で考えられている貯蔵中の点検項目としては、乾式キャスクの外観の目視確認、乾式キャスクの表面温度、乾式貯蔵建屋内の雰囲気温度及び乾式キャスクの蓋間圧力の監視(3か月に1回)と聞いていますが、詳細については今後検討するとされています。
技術的な質問13.
キャスクの貯蔵期間は最長50年ですか。
(答)
○ 乾式キャスクは、国の審査において設計貯蔵期間中(60年)には安全機能が維持されることが確認されています。
技術的な質問14.
キャスクの修理・交換が必要になった場合、キャスクの修理・交換場所となる使用済み燃料プールの耐用年数は何年ですか。
(答)
○原子力発電所については、使用済燃料プールを含め、建設の際に国の審査で安全性を確認するだけでなく、定期的な検査や長期的な経年劣化の評価などを通して設備の健全性や発電所全体の安全性が確認されることとなっています。
○なお、使用済燃料プールについては、仮に廃炉が決まった後も、使用済燃料を保管している間は、維持管理が必要な設備の一部として、計画的な点検や国の検査などを通して、健全性を確認しながら使用されることとなっています。
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本日(9月17日)の佐賀県庁まえアピールは中止、来週から冬時間
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-09-17
恒例の脱原発金曜アピールは、台風接近のため中止します。予報によると、佐賀市では夕方、秒速10メートル前後の風とのことです。また、来週からは冬時間に移行、30分早めて17:30から1時間です。
未分類
yamamoto
2021-09-17T11:24:28+09:00
また、来週からは冬時間に移行、30分早めて17:30から1時間です。
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乾式貯蔵施設の敷地内設置問題で佐賀県に要望・質問書を提出
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-08-16
本日(8/16)午前、さよなら原発!佐賀連絡会は佐賀県庁を訪れ、原子力安全対策課の横田氏に、以下の文書を手渡しました。その後30分ほど、その説明とやりとりをしました。(その内容は追ってお知らせします。)佐賀新聞の取材があり、翌日報道されました(右の写真)。8/22追記:当日のやりとりを録音から文字化しました(末尾参照)。------------------「これでは使用済み核燃料が玄海原発に永久保管」乾式貯蔵問題についての要望質問書さよなら原発!佐賀連絡会 代表 豊島耕一原子力規制委員会は4月28日、玄海原発の使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の敷地内設置を許可しました。使用済み燃料の長期保管の方法としては、乾式貯蔵は冷却材喪失事故が起こらないのでプールよりも安全とされていますが、しかしキャスク(保管容器)の性能、寿命、長期にわたる安全性など詳細な検討が必要です。また、これが原発の運転そのものに及ぼす影響、つまり野放図に使用済み燃料を増やすことにつながらないか、また、いったんこの施設が完成すれば玄海原発の敷地に永久保管されることにつながる可能性について、詳細に見極めなければなりません。
未分類
yamamoto
2021-08-16T15:48:40+09:00
本日(8/16)午前、さよなら原発!佐賀連絡会は佐賀県庁を訪れ、原子力安全対策課の横田氏に、以下の文書を手渡しました。その後30分ほど、その説明とやりとりをしました。(その内容は追ってお知らせします。)
佐賀新聞の取材があり、翌日報道されました(右の写真)。8/22追記:当日のやりとりを録音から文字化しました(末尾参照)。
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「これでは使用済み核燃料が玄海原発に永久保管」
乾式貯蔵問題についての要望質問書
さよなら原発!佐賀連絡会 代表 豊島耕一
原子力規制委員会は4月28日、玄海原発の使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の敷地内設置を許可しました。使用済み燃料の長期保管の方法としては、乾式貯蔵は冷却材喪失事故が起こらないのでプールよりも安全とされていますが、しかしキャスク(保管容器)の性能、寿命、長期にわたる安全性など詳細な検討が必要です。また、これが原発の運転そのものに及ぼす影響、つまり野放図に使用済み燃料を増やすことにつながらないか、また、いったんこの施設が完成すれば玄海原発の敷地に永久保管されることにつながる可能性について、詳細に見極めなければなりません。
県はすでに使用済み燃料プールの貯蔵量を増やす「リラッキング」工事を事前了解し、昨年12月に工事も始まっています。私たちはこれを「すし詰め」と呼び、危険なので中止を要求していますが、しかしもし貯蔵が実施されれば、これから発生する使用済み燃料を約10年分プールに貯蔵できるようになるので、新しい貯蔵施設の必要性もありません。
また、使用済み燃料の搬出予定先である六ヶ所再処理工場は来年上期に稼働するとされていますので、これがもし予定どおりに運ぶのであれば、あえて長期間の保管のための施設を作る必要もありません。にもかかわらず建設するのは、再処理工場は実際には稼働しないと見込んでいるのではないかと疑われます。(実際、この施設は1997年完成の予定であったのが25回も延期されているのです。)つまり使用済み燃料が玄海原発に永久保管されることになりかねません。このことについての県民の理解も、もちろん合意もありません。
使用済み燃料は長期にわたって致死量の放射線を出し続けるので、人間の生活空間から10万年以上の隔離が必要とされています。乾式キャスク内の放射線量は1時間当たり約2,000シーベルトです(注)。
乾式貯蔵施設の建屋は鉄筋コンクリート製で耐震基準はCクラス(一般の建物と同じ)で、大型航空機の墜落等に対処する特定重大事故対処(テロ対策)施設ではありません。
日本の乾式キャスクは金属キャスク型で(外径2.6m、重さ120トン)、遮へい体が薄いので中性子遮へい材としてエポキシ樹脂が使われますが、この材料は中性子照射で化学結合が切断されるため完全な消耗品です。また熱でも劣化します。
これに対して米国のキャスクは鉄筋コンクリート製で(外径3.6m、重さ180トン)、厚さ6~8㎝の炭素鋼と厚さ75㎝前後のコンクリートで中性子線をはじめとする放射線を遮へいし、F16クラスの軽戦闘機の突入に耐えるとされています(牧田寛「似て異なる全く別物の日米乾式貯蔵」、ハーバー・ビジネス・オンライン、2019年3月)。
更田原子力規制委員長は、2020年9月2日青森県むつ市の中間貯蔵施設の審査合格で「規制委は施設の安全性を科学的に審査するだけだ。恐れるのは燃料を運びだす先がない状態で、乾式キャスクの耐用年数(50年)に近づく事態だ」(9月4日京都新聞)と述べています。
玄海原発の乾式貯蔵施設設置は、技術的にまた短期的に安全かという問題だけではなく、使用済み燃料が玄海町でたまり続けてよいのか、永久保管されてよいのか等、玄海原発の今後の、そして地域の今後の在り方を含む問題です。四国電力の伊方原発で同様の計画が持ち上がった際、原発から30キロ圏内の愛媛県八幡浜市は、乾式貯蔵の問題で賛成と反対の立場の専門家の市民向け講演会を主催して、市民の問題理解に努めています。川内原発の20年運転延長の問題では、鹿児島県の塩田知事は専門委員会の委員に原発政策に批判的な専門家を加える考えを示し、県民の意向調査については公聴会やアンケート、県民投票などが考えられると述べています(6月23日、MBC南日本放送)。脱原発を決めたドイツでは、「安全なエネルギー供給のための倫理委員会」という組織でリスク社会学や環境学、社会学、哲学の専門家、住民の意見等を広く反映させています。
このような市民、県民に開かれた行政のありかたは、この問題をめぐっては佐賀県においても同様に求められるのではないでしょうか。
上記のような懸念から以下の通り要望と質問を致します。要望を含めて出来るだけ2週間以内での回答をお願いします。回答によっては再質問をしたいと思います。
要望
要望1. 賛成と反対の立場の専門家を含む、県民を対象とする講演・討論会の開催、および県の考えの公表と県民への説明会の開催、さらにパブリックコメントを実施してください。
要望2. 文書での回答と原子力安全対策課長との面談、意見交換の場を設定してください。
質問
質問1. 玄海原発で計画されている乾式キャスクの素材と構造は、何年間の使用(貯蔵)に耐えるものですか。またその技術的根拠を示して下さい。7月9日の第9回佐賀県原子力安全専門部会に提出された九電の資料(資料9−1)にはこれに関する記載がありません。
質問2. このキャスクは米国で使用されているキャスクのようにF16クラスの戦闘機の突入に耐えることができますか。大型航空機の墜落等で乾式キャスクが破壊された場合、どうやって事故の拡大を防ぐのでしょうか。
質問3. 乾式貯蔵建屋の吸排気口が大量の火山灰など何らかの原因で詰まってしまった場合、キャスク内は、例えば1週間後、温度は何度まで上昇しますか。また、キャスクが熱で破壊されるまでの日数はどれくらいでしょうか。
質問4. 京都新聞が報じた更田委員長の心配のように、50年後に搬出先がなくそのまま放置されるとどうなりますか。放射線や放射性物質の漏れなどが予想されますか。
質問5. 使用済み燃料が再処理工場に搬出されるのであればそもそも乾式貯蔵施設は不要なはずです。不要なものを知事は事前了解されるのでしょうか。
質問6. 乾式貯蔵施設の設置は、すでに生じてしまった放射性物質を次世代に託す問題であり、その負担をいかに最小限にするかという、倫理的にも重大な問題です。あらためて幅広い専門家や県民の意見を聞く考えがありますか。
技術的な質問
〈乾式貯蔵建屋〉
1. 鉄筋コンクリートの強度と厚さはいくらですか。
2. 給気口と排気口の高さ、給気温度と排気温度はいくらですか。
3. 取扱エリアの放射線量はいくらですか。人が入って作業することがありますか。
4. 貯蔵エリアの放射線量はいくらですか。人が入って作業することがありますか。すべて自動ですか。
5. 貯蔵、取扱エリアにスプリンクラー、消火設備は設置されていますか。
〈キャスク〉
6. 外筒の炭素鋼の厚さは何センチですか。
7. キャスクの塩害対策はどのように行われていますか。
8. 中性子遮へい材の必要量はどのように計算されていますか。
9. 中性子遮へい材の熱による劣化はどのように考えられていますか。
10. 第9回専門部会資料9-1、17ページによると、中性子遮へい材の基準値は149℃以下ですが、接する胴の最大値は150℃ですから、149℃を超える可能性がありませんか。この場合、必要な安全性が確保されていることにはならないのではないでしょうか。
11. 同じく、金属ガスケットの基準値は130℃以下ですが、接する1次蓋、2次蓋の最大値は150℃ですから、130℃を超える可能性がありませんか。この場合、必要な安全性が確保されていることにはならないのではないでしょうか。
12. キャスクと貯蔵施設の点検はどのように行われますか(期間、項目、審査等)。
13. キャスクの貯蔵期間は最長50年ですか。
14. キャスクの修理・交換が必要になった場合、キャスクの修理・交換場所となる使用済み燃料プールの耐用年数は何年ですか。
以上
2021年 8月16日
連絡先 (ウェブでは省略)
電話 xxxx xx xxxx
(注)四国電力「伊方発電所での使用済燃料乾式貯蔵施設の設置計画について」(2020年9月)4ページ「遮へい層で表面の放射線を内部の約100万分の1(2m㏜/h)まで減衰させる」から逆算。
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以下、当日の横田氏とのやりとりの詳細です。
佐賀県原子力安全対策課 参事 横田英治氏とのやりとり
2021年8月16日10時30分〜11時
(発言者T,Ya,Mは連絡会側)
T:それでは要点をかいつまんで説明したいと思います。九州電力が乾式貯蔵施設の設置の事前了解を県に求めていると言うことで、先月、7月には県の専門家の会議も開かれて特に異論も出なかったようですが、私たちがこれに対して大きな懸念を持っておりまして。
まず1ページに書いておりますけれども、確かにプールよりは長期保管としては乾式貯蔵の方が冷却材喪失事故がないと言う点で長期保管には向いていると言う事、いずれこれに移らなければいけないと言う事は充分理解しておりますが、しかしそうなれば貯蔵施設の長期的安全性などが詳細に検討されなければいけないと思います。そして逆にこれができてしまうと、言って見れば、トイレなきマンションと言われた原発の、仮設トイレではありますけれども、その1つができたと言うことで、その敷地に永久保管される恐れがあると言うことを非常に懸念しています。
保管は何十年と、最終的には十万年と言うとんでもない時間になりますので、今ここにいる誰ももうその時はいないわけですね。子、孫の世代、さらにそれ以降の世代になってしまうわけです。
(文書の)3番目のパラグラフにありますが、再処理工場が建設されると言うことになればそこに持っていけばいいわけで、特にリラッキングで貯蔵容量も増やしているわけで、それを認めるとすれば、また再処理工場工場が稼働すれば、不要であると言う事は明らかです。つまりこれはそれをあてにしていないと言うことを想像される、ということになります。
そのページの下のほうに、この施設の建屋は耐震性はそれほど頑丈なものでは無いようであり、耐震基準もCクラス、キャスク、器ですが、これも金属製で、中性子遮蔽がエポキシ樹脂と言うことで、これは消耗品、耐久性が弱いわけです。次のページの、アメリカのものと比べて見ますと大変見劣りがする。審査で合格を認めた更田委員長も、対応年数に近づいても運び出す先がないと、認めた人本人がそういう心配をしている。先程も言いましたように、大変に子孫に負担をかける問題です。
ですから大変慎重に検討しなければいけない問題だと思います。専門家の方々を集めて先日開かれたあの2時間足らずの会議で議論が尽くされるようなものでもないし、パブリックコメントが求められたわけでもないと言うことで大変問題だと思っております。
2ページ真ん中あたり、愛媛県八幡浜市では、これは伊方原発の件ですが、反対派の専門家も含めて開かれた市民討論会を開くと言う努力もしていますけれども、ぜひともこういう姿勢が佐賀県にも求められていると思います。
以下、要望と、いくつか質問をしております。
まず一般市民に幅広く開かれた討論会、そしてパブリックコメントを、また形式的な文書のやりとりではなく面談と意見交換の場を設けていただきたい。
質問として6項目をあげております。
(6項目を簡単に列挙)
この中には書いておりませんがMOX燃料の問題があります。簡単に乾式貯蔵もできない。MOX燃料が冷えるまでの時間は、ウラン燃料と同等に冷えるまで100年以上かかると言う事です。同じ時期に取り出すとすれば発熱量が3倍近い。そのようなMOX燃料を燃やしていると言うこともこの際注目すべきである、このような使用済みMOXをどんどん増やしていいかと言う問題も同時に今注目すべきではないかと思います。このことは文書には書いておりませんけれども。
その後に細かい質問しております。
横田:いただきましたご質問と要望に対しては知事にお伝えして県としてお答えしたいと思っております。
T:事前了解と言う形になるわけですね。
横田:はい平成31年1月に九州電力から県に対して事前了解願いが出ております。今年4月下旬に原子力規制委員会が許可を出し、それに対して我々が県の考え方を整理していると言うことです。先ほどおっしゃったように専門部会を7月9日に開催しましたので、その中で専門家の先生からいろんな質問なり意見なりが、九電なり原子力規制委員会に向けて発言がありましたので、それに対して一つ一つ答えを出してもらって、さらに積み残しがあること、また不明なところについては我々から聞いたりとかして、可能な限り疑問点をなくしていくと言う作業をやっているわけです。
T:今の段階で何か今ここに書いてあるようなことで明らかになった事はありますか。
横田:この場でお答えするのはちょっと控えたいと思います。いずれにしても六ヶ所再処理工場が完成するのは来年の上期と言うことになっておりますけれども、報道などもあり不安に思っておられる方もおられるかと思います。我々としては予定通りできますと、国の基本方針としては使用済み燃料については発電所から搬出して再処理をする、MOX燃料として使うというのが基本方針になっておりますので、九州電力としてもその方向でいたしますと、それはもうしっかり国も九電も結果を出していただかないといけないと思いますし、地元の不安にも説明責任を果たしていただかないといけないと思っています。
T:そのようにMOX燃料にすると言う建前になっていますけれども、建前建前でずっと進んでいるわけですが、全然実質と乖離していると言う事は誰でも認識してると思うんですね。そんな建前論ばかりやってたらほんとに破綻すると。それはもうコロナ対策でも一緒です。
Ya:一言よろしいですか。国ないしは九電が六ヶ所事業所について確信ないし信頼していると言う事を、県としては信頼してるんですか。あるいは県自身が信頼しているのか。
横田:県としてはそういう方針で進んでいると認識しています。
Ya:今まで25回ずっと延びてきているんだけれども。県民に対して説明できないでしょう。それを前提に物事を始めているんでしょう?
横田:我々としては当事者ではなく、なおかつ国とか事業者が「これをやります」と言うことに対して、いやいやダメですとはなかなか。県としてはそれに向けてしっかりやってくださいと言うしかない。
T:そんな事はないでしょう。知事は九電に対して「嘘をつかないで」と言われたでしょと。と言う事は過去に嘘をついた。
横田:九電はこの件については嘘をついていない。
M:この件については、でしょ(笑)。他の件ではあったかもしれない。
T:そのまま信用しているわけではないよ、と知事ははっきりおっしゃったわけですから、だからこの再処理の問題についても、九電が言うことだろうと国が言うことだろうと、そのまま人間として信用すると言うのはおかしな話であって、個人個人、人間と言うものは自分の頭で考えた判断をベースにしなければダメなのであって、行政であろうと何であろうと。政府が言っているからそのままでと言うのは、そんなのでは話にならんと思いますけど。
Ya:県民に対してそれで良いかということですよ。これまで色々と言ってこられて、結果的にそうはならなかった。でもこれからも、そういうことについては、OKですよというのは、行政として、県民に対して無責任ではないかということです。
横田:県民の安心安全を確保すると言うのは県の責務であると感じておりまして、そのためにいろいろ必要なことを聞き取りをしたりとか、確認をしたりして、それでもまだ不安が拭えない部分は、しっかり九州電力に対して県民に対する説明責任を果たしてくださいということを、我々としてはしっかり国にも九電にもお願いをしている。
Ya:そのことについて国に何回言ってきたのですか。
横田:場を設けてと言うことであれば、年に一回ですね。政策提案をやったりとか。今回はコロナの関係で郵送で。昨年は知事が経産大臣のところに行って、しっかり結果を出してくれと。
Ya:核燃料サイクルについて(の結果を)しっかり出すようにですね?
新しい炉ができるような話はしてないですよね?
横田:はい。玄海の新増設と言う話は聞いてないです。
Ya:3、4号機に関して40年以上にわたって運転延長すると言う話も聞いてないですね?
横田:聞いてません。
M:今の段階ではね。
Ya:だったらこれも必要ないじゃないですか。
横田:乾式貯蔵施設が、と言うことですか?
Ya:そうです。
横田:ただ九州電力としてはリラッキングもう今行っています。その上でさらに使用済み燃料対策の大きな枠組みの中で乾式貯蔵施設が必要だということを言ってまして、それで国に対してご存知の通り申請をして許可が出ておるわけです。
我々としては許可が出ていると言う事実関係をのもとに、事前了解願いも出されていると言う事ですから、それに対してしっかり確認をして、事前了解に該当するどうかの判断を県としてはやっていかなければならないと言う責任がございます。
T:ですからその判定審査を厳しく厳正にやっていただきたいと言うことです。どうせ規制委員会がオーケー出したからと言う事を前提にするとかそういうことではなくて、そういうこととは別として独自に判断していただきたい。
横田:県としておかしいと思ったらしっかり確認をしてですね、・・・
T:ノーと言うべきはノーと言うということですね。
横田:はい、結果としてそういうことであればですね。
T:ちなみにラッキングのほうは工事はどのくらい進んでいるんでしょうか。
横田:全体で3分割で工事しています。そのうちの1段階目がほぼ終わっていると言うふうに聞いています。9月中に第一期目の工事が終わると言うふうに聞いています。
M:3分割のうちの1回目が終わると言うことですか。
横田:はい。9月に1段階目が終わる。
(冊子で説明)
T:1段階目が終わればもうこの部分から使用済み燃料を入れるわけですか?
横田:はい。
(この後冊子について少し説明があった。)
Ya:知事さんでないと答えないられないかもしれませんが、これまで25回延期してきたことをできると言うことを信頼していると、県としてはそういうことですね。
横田:そういう目標を立てているから、県としてはしっかりやってほしいと。
Ya:ビシバシやれと。
横田:そこに対しては佐賀県は当事者ではないので。
Ya:では県は責任は持てないのでは。
横田:それが遅れたからと言って県に責任というわけでは・・・
T:しかしそれを信用したと言う責任はありますよ。そういうほぼ架空の話を信用したと言う責任があります。
横田:そこをしっかりやってくださいと。・・
T:やれるものと言う前提でやるわけですからね。
横田:使用済み燃料を止めおくようなことにならないようにしっかりやってくれと言ってますので。
M:できなかったら止めおく可能性が強いわけだから。
横田:少なくとも県は国への政策提言は少なくとも年に一回やっています。そこでは言ってます。さらに原発立地県で構成する連絡協議会という所では春と秋に年2回国に提言してますので。
Ya:提言じゃなく約束を守れって言えばいい訳です。
横田:内容的には約束を守ってくださいと言うことを言ってるわけです。
Ya:これだけの回数延期されてるわけですから、私たちとしてはこのタイトル通りこのままでは未来永劫、佐賀県に留め置かれかねないと思ってるんですよ。
横田:国は核燃料サイクルをしっかり回していくと言っていますので、これが、六ヶ所が出来ないということになるともう核燃料サイクルが動かなくなるので、そうならないように、・・・
M:もう破綻したも同然。
Ya:「もんじゅ」ももう動かないと決めたじゃないですか。
横田:「もんじゅ」も含めて、そういう報道とかもありますけれども、ただ国はやると言っておりますので、しっかりやれと。
T:だからそれを信用していいのかと言うことですよ。自治体と国は対等ですからね。国の言うことを信用するか信用しないか、それは自治体の判断ですから。自治体は国の下部機関ではありませんから。
それではこれぐらいで。回答のほどよろしくお願いします。知事さんともぜひとも直接お話をしたいと思いますので。
横田:知事はなかなか忙しいので。
T:とはいってもこの10年間に2回位しかお話しできてないので。
M:責任ある部長さんとか課長さんとかそういう方とでもお話ができますよできるように、よろしくお願いします。
(終わり)
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金曜アピール、8月13日はお休み
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-08-07
毎週金曜の、県庁横、くすの栄橋での金曜アピール、8月13日はお休みです。
未分類
yamamoto
2021-08-07T13:34:50+09:00
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佐賀県知事からの回答
https://byenukes-saga.blog.ss-blog.jp/2021-06-17
佐賀県知事と3月11日に面会し、手渡していた要望・質問書への回答が、6月7日付でありました。https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380814/3_80814_207402_up_32y6na0w.pdf同時に、他の5団体への回答も、こちらからリンクされています。https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380814/index.html代表発言で質問した部分(上記要望・質問書の下の方にあります)は含まれませんので、これへの対応も含め、これから検討したいと思います。(豊島)
未分類
yamamoto
2021-06-17T09:52:27+09:00
要望・質問書への回答が、6月7日付でありました。
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380814/3_80814_207402_up_32y6na0w.pdf
同時に、他の5団体への回答も、こちらからリンクされています。
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00380814/index.html
代表発言で質問した部分(上記要望・質問書の下の方にあります)は含まれませんので、これへの対応も含め、これから検討したいと思います。(豊島)
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